囲碁は、古くから日本の伝統文化として親しまれてきたボードゲームです。
しかし、囲碁は単なる遊びではなく、幼児教育にも有効な教材となり得るということをご存知でしょうか。
実際に、囲碁はAI(人工知能)の発展に大きな役割を果たしました。
囲碁は非常に複雑なゲームであり、十分に強いプレーヤーを作ることは人間の知性に対する大きな挑戦でした。
これらの効果について、具体的な事例や研究結果をもとに、囲碁教育の必要性と可能性を示したいと思います。
囲碁は、自分の手番で石を置く際に、相手の石の配置や勢力、自分の目的や戦略などを考慮しなければなりません。
また、相手の次の一手やその先の展開も予測しなければなりません。
このように、囲碁は空間的なイメージ力や論理的な思考力を必要とするゲームです。
実際に、日本棋院が東北大学の川島隆太教授に委託して行った研究によると、囲碁をまったく知らない小学生が、週1回の囲碁講座を3ヵ月間受講し、受講する前と後に認知機能の検査を受けたところ、「思考力」「短期記憶力」「総合的な作業力」の成績が向上したという結果が出ています。
この「考える力」の向上は、学業や生活においても役立つスキルです。
囲碁の対局中は、自分の手と相手の手を予測しながら、盤面の状況を見極めて、最善の手を考える必要があります。
一手一手が勝敗に影響するため、じっくりと考える必要があります。
対局を繰り返すことで、「集中力と忍耐力」が養われます。
これらは、注意力や持続力にもつながり、学業や生活においても役立つ能力です。
囲碁はお子さまからお年寄りまで誰でも幅広く楽しめる趣味であるため、コミュニケーションツールとしても役立ちます。
普段はなかなか話す機会のない年代や性別、国籍などに関係なく話すことができるという点です。
囲碁は世界的に愛されているゲームであるため、国際的なコミュニケーションの手助けにもなります。
言葉が通じなくてもゲームを通してコミュニケーションがとれるという面では、囲碁はスポーツにも似ていると言えるでしょう。
さらに囲碁はコミュニケーション力の育成にも効果があると言われています。
対局中には相手の意図を読むことが重要になるため、この繰り返しによって人の気持ちを考えられるようになることが期待されるためです。
人の気持ちをくめるようになることは円滑なコミュニケーションにおいて重要ですよね。
幼児教育に囲碁を取り入れることは、様々なメリットがあります。
囲碁は「考える力(論理的思考力)」向上させ、「集中力と忍耐力」を高め、「コミュニケーション力(社会性と協調性)」を育みます。
これらの能力は、学業や生活だけでなく、将来社会に出たときにも必要とされるスキルです。
幼児期は脳の発達が早い時期であるため、この時期に囲碁を始めることで、より効果的に能力を伸ばすことができると考えられます。
幼児教育に囲碁を取り入れることで、お子さまの新たな可能性を広げてみませんか。
参考文献
「囲碁の効能」 日本棋院
https://nihonkiin.or.jp/teach/kounou/
囲碁を例えて言うなら「戦国時代の戦」というイメージです。
碁盤の上は「戦場」です。でも、いきなり戦いが始まる訳ではありません。
まずは、お城を築きます。お城は「攻撃」と「防御」の拠点になります。このお城を拠点に作戦を展開していきます。
次に、砦を築きます。砦は、自陣の勢力を拡大したり、敵陣の拠点に侵入する足がかりとなります。
囲碁とは「陣地を囲う」というより「領土を奪い合う」ゲームです。
囲碁の楽しみは、盤上の「戦」において、自分が「軍師」になって采配を振ることです。
囲碁は白と黒の碁石と碁盤を使って遊ぶ陣取りゲームです。
お互いに陣地を広げ最終的に囲った陣地の大きいほうが勝ちです。
ルールはとてもシンプルですが、その分奥が深く、正解が分からない場面であっても決断して着手しなければなりません。
囲碁は右脳と左脳を駆使して次の一手を考えますが、正直に言って誰一人、正解を導き出すことはできません。
私は50年囲碁を打っていますが未だにどこに打ったらいいかさっぱり分かりません。
10年間インストラクターをやりながら、囲碁の本質を簡単に理解できる教材があれば良いとしみじみ感じていました。
囲碁は難しいゲームです。しかし、難しい要素を取り払ってしまえば単純なゲームになります。複雑さがなくなれば面白さは薄れますが、囲碁の本質を理解することができます。
頭の中で描いた作戦をアウトプットすることによって「構想力」や「空間認識力」を鍛えることができます。
ぺたぴょん と BlockGo
® は未就学児の知的好奇心を刺激し、囲碁の本質を学ぶことができます。
そしてたった1日学習することで対局することができるようになるのです。
ぺたぴょん や BlockGo
® で遊ぶことによって「直観力」が鍛えられ、難解な図形(局面)をシンプルな図形(局面)の組み合わせに分解できるようになります。
初めは難しいと感じることもあるかもしれませんが、好奇心をもって一歩踏み出せば、そこには無限の世界が広がっています。
難しいと感じていた先入観は杞憂に終わり、新しい発見や知識を得ることで、考える力を向上させます。
また、他のプレイヤーとの交流や競争を通じて、コミュニケーション能力を向上させます。
これらすべてが、子どもたちの成長にとても重要で欠かせない要素なのです。
ぺたぴょん と BlockGo
® は、子どもからお年寄りまで遊べるゲームなので、世代を超えて楽しむことができます。
異なる世代の人たちが同じゲームを楽しむことで、コミュニケーションが促進され、対人関係の構築や共通の価値観を学ぶことができます。
ぺたぴょん と BlockGo
® は、子どもたちの成長に大きな役割を果たすことができるでしょう。
さらに、ゲームを通じて、ルールやマナーの重要性を学び、社会性を身につけることもできます。
囲碁を習得できれば、物事を俯瞰的にとらえることが可能になります。
戦国時代の戦に例えるなら、軍師のような存在です。
陣形を構築し、兵士を統率し、臨機応変に戦略を練る。
困難や矛盾が生じても、客観的な視点に立って決断を下す。
囲碁の楽しみは、盤上の「戦」において、自分が「軍師」になって采配を振ることです。
これは、一般社会でもビジネスでも役立ちます。
もし「囲碁は難しい」と感じたのであれば、正解が分からなくても自らの構想を信じて決断してください。
決断を繰り返すことで、論理的に考える能力を鍛え、直感でひらめく感性を得ることができるのです。
囲碁を知る価値とは「活き抜く力」を養え、あなたの未来を切り開く力になってくれるでしょう。
私は、囲碁普及活動の一環として ぺたぴょん と BlockGo
® を考案しました。
ぺたぴょん と BlockGo
® は、囲碁を全く知らない人にも、その魅力を簡単に紹介できるゲームです。
ぺたぴょん と BlockGo
® を楽しむことが囲碁習得への近道であり、若い世代が囲碁を始めるきっかけになれば幸いです。
囲碁普及活動推進協会
会長
松尾多香紀
1967年生まれ(
)
東京都府中市在住
東京理科大学卒
シャープ、メリルリンチ日本証券、ITベンチャー企業を経る
5歳から囲碁を始める
小学1年生からプロ棋士に師事
全国高校囲碁選手権大会において、団体戦は全国3位、個人戦は全国ベスト16
2012年 1月
東京都府中市で囲碁インストラクターとしての活動を開始
2016年 4月
入門から初段を目指す囲碁講座 ごぶざき を開講
2017年 4月
囲碁の楽しさを啓蒙する 囲碁普及活動推進協会 を設立
2020年 4月
府中市囲碁連盟 アドバイザー に就任 (2021年 退任)
2023年10月
遊びながら知育 ぺたぴょん・BlockGo
® 体験型講座 を開講予定